クリスマス・ハネムーン【ML】

 

 岩井の。


 岩井の言葉は、雷のように、僕の胸を突き差した。


 僕とハニーが釣り合わない。


 そんなことは、判ってる。

 それは、ずっと、僕も思って来たことだから。


 僕は、汚れない。


 それは、僕が女の子じゃないからではない。


 それは。


 僕が、これ以上。


 汚れる隙間の無いほどに、汚れ切っているから。


「ひ………くっ」


 岩井の責め苦が再開されて。

 とうとう、声が抑えられなくなったのは。

 動物的な快楽のために。

 言うことの効かなくなったカラダが鳴いたからじゃない。

 もっと、人間的な、心が泣いて。

 声と一緒に。



 ……涙が出た。


 僕は。





 ………汚れているんだ。