やっぱり、ハニーには佐藤の方が似合う。
僕のカラダは、汚れているから。
キレイなハニーには、絶対に、似合わないよ。
そう、心に強く感じて、涙が出て来た。
……
僕の手は、血で汚れていたんだ。
ハニーを探して、暴れまわり。
気がつけば、何人もに、ケガを負わせていた。
そして。
「……そいつに薬を飲ませるためなら。なんでもやるって……?」
こめかみのすぐ上を、プールの底で傷つけ。
そこから血を滴らせている僕の顎をぐい、と持ち上げ、岩井がげらげらと笑う。
「好きな男のために、オレの玩具になってくれるって?
……面白れぇ。
じゃあ、その言葉がどれだけ本気なのか証明してもらおうじゃねぇか」
岩井は、僕の両手を縛り。
佐藤の首根っこを捕まえると、この部屋に放り込んだ。
「ハニー!!」
大きな身体をベッドに長々と横たえ。
眠るハニーに、近寄ろうとして、岩井は、僕を縛った綱をいきなり酷く引いた。
「……!」
バランスを崩しかけた、僕の横で岩井がせせら笑う。
「色々やってもらうつもりだが、まずは、昔を思い出して、酒でも飲もうぜ?
ケイの限界酒量は、たしか。
ウィスキーをストレートで、ボトル一本半、くらいだったな。
今日は、記録に挑戦してもらおうか」
「……」
どうやら、岩井はまず、僕を動けなくするつもりでいるらしかった。



