余命一カ月の僕

牢屋の中央には
白い布で全身をぐるぐる巻きにされた

人影がいた。


両手両足を鎖に繋がれて
頭には袋がかぶせられている。


「君は春香に会いに来たのか?」


白衣の男が僕に問いかける。


「そうなんです。でも
彼女どこにいるかわからなくて」


がしゃ…


がしゃ…

牢屋のミイラ男が
暴れている。


気味が悪いな…
僕は素直にそう思った。