余命一カ月の僕

「あれ?」

僕は不思議に思った。
この脇腹に刺さっているのはなんだろう?

やがて激痛が全身を襲った。

脇腹を深くえぐったナイフは
僕の血を吸っていく。

あふれだした僕の血が
地面に怪しい模様を描いていく。


春香が僕を刺した。
ナイフの痛みより苦しい裏切りが
体を駆け巡る。


ナイフが脇腹に刺さった僕は
自分の血の中に崩れ落ちた。


僕の頭の上で
嘲笑が聞こえた。