余命一カ月の僕

観念して僕は目をつぶった。

こんなに若いうちに
死んでしまうとは思わなかったが

好きな人に殺されるのなら
まあいいかな。


刺されると痛いだろうなあ…

春香。
出来ることなら

ひと思いに殺してくれよ…

でも、いつまでたっても
ナイフが僕に振り下ろされる様子がない。

僕は薄目を開けて
春香の様子を伺った。