余命一カ月の僕

「まって!」

僕は思わず呼びとめる。

「僕の願いを聞いてくれないか?」

願い?

とっさに春香を呼び止めるために
出た言葉だが

僕には春香としたいことがある。


「僕の願いを聞いてくれ」

真剣な僕のまなざし。

「願いを聞いてくれたら

僕を刺し殺してもかまわないから」