余命一カ月の僕

何も変わらず
春香はそこにいた。


初めて会ったときと
何も変わらず

僕に笑顔を見せてくれた。

二人は橋の下に隠れると
息をひそめた。


その時僕は思った。

シリアルキラーと
橋の下でかくれんぼをしているのは


世界の中で
僕ひとりだろうなあと。