「………………」
って、私ってば何…先生の事考えてるんだろう
勢いよくベッドから起き上がり、なんだかそんな事を考えた自分がイヤで急いで制服を脱いでいく
もう、考えるのはやめよう…
そう思い、私服に着替えてから散らばったノートを集め、開いていたノートを取りふとそれを見ると身体が固まる
「………え」
これ、千尋先生に書いてもらったノート…?
ノートにはきちんと今日の授業の内容は書かれている
だけど、だけど!
「………っ」
一番最後に、書かれてる事に再び私の顔は赤く熱を帯びてくる
そこには…
"目の事、好きって言ってくれてありがとな。それと可愛いって言ったのは全部本気だ。意地悪じゃない"
「…………っ」
もう…
今日は先生の事を考えない、なんて無理みたいだ―――……
今考えれば、このノート
もっと、よく見れば良かったと思う
もっと、後ろに小さく書かれていた文字
それに、この時の私は気づかないでいた――…
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