それも、だんだん可哀想になってきて…



「瑠花、いい加減に龍之介くん許してあげて。もう沢山色々してもらったからさ」


私がそう瑠花に言うと首を横に数回ふる



「サラはよくても、私は許さない。ほら、龍之介?早く書きなさいよ。しないと、あんたの秘密をサラに暴露するわよ」



「……る…瑠花っ」


もう、ここまで来ると脅しを通り越して脅迫になってる気がするのは私だけだろうか




「たっく…サラもういいからノート」


「あ、うん…ありがとう」


出された手にまだ書いてないノートを渡すと、満足そうに瑠花は微笑む



「それで、いいの」


「お前、やっぱドSだな」


「あら、じゃあ私と龍之介は付き合えないね」



「それは、こっちの台詞だ」



"瑠花なんか、絶対にごめんだ"と言い私のノートを開いてペンを走らせていく