先生は蒼い瞳の狼くん





「?」


横からでも分かるほど男らしい体格に髪の毛は茶髪に片耳ピアス。


高い鼻に少し焼けた肌をしている男


だ、だれだろう?…


頭にハテナを浮かべると彼は握られてる手を指差す


「瑠花それ、色んな奴にやり過ぎだろ。フェチじゃなくてただの変態」



冷静に言う彼とは違い笑顔で瑠花は彼を見る


「えー、だって気持ちいいんだよ!好きなんだからしょうがないじゃない」


「あー、はいはい」


「はいはい、って…酷くない?ね!サ「そんな事より、俺、龍之介」


「…へ?」


瑠花の言葉を突然、遮り私の方を向いてよろしく!と言葉を続ける


「あ、ちょっと!こら!龍之介!話すな!サラが汚れる!」


「…へ?」


よ、汚れる?なにが?



「サラ、こいつねタラシだから席は近いけど、話しちゃダメだからね!狙った獲物は誰であろうと逃さないから!」


ベーと舌を出して、挑発する瑠花


あー、そうゆう意味か…見た目通りチャラいのね

納得出来る言葉に頷くと龍之介くんが呆れた顔をして瑠花を睨む


「お前な、なんだよその言い方。約束守って同じクラスの女子に手は出した覚えはない」


「当たり前だよ!てゆーか女子の誰にも手を出すな!」


「いや…俺、年頃だから…あ、なら同性にだせって?そーゆう趣味はないから」


「そーゆう問題じゃないの!」

「………」



言い合う二人、そんな姿をぼんやりと見つめていいると…


つい中学生時代を思いだす



それと同時に前にいた高校の事も思い出して…




「…………」


同じ世界にいるのに、こんなにも違いがある事がリアルに感じる