先生は蒼い瞳の狼くん






「サラ、こっち。足元、気をつけろよ」



「はい…」


そんな私の不安なんて知った事じゃないんだろう


またしばらく歩いていると、公園の作られた道とは違う所に促され私はただついていく


「久しぶり来る、ここは」

「え?」


「色々あって、一年以上来なかったんだ」


先生はそう言うと、立ち止まり傘を閉じると私の顔を見て微笑む

「俺の秘密の場所」


フードを外して先生が言う先を見れば、思わず言葉が出なくなる


「…」

「凄いだろ?」


そこは、公園のすみに隠れるように小さい池があり、その隣に大きな桜の木がある


春に桜が咲いて、緑がいっぱいになったら誰もがうっとりする事が想像出来る景色


だけど、今は冬だけど、裸になった木に雪がうっすら降り積もっていてまた違う綺麗さがある