先生は蒼い瞳の狼くん






「は、はい」


な、名前で…呼ばれた…

それがさっきの事を思い出してしまい頬が熱くなる


そんな私と千尋先生を交互に見て、龍之介くんは少し不機嫌な声で私の肩を数回叩く



「なぁ、サラ」


「ん、う、うん?」

「お願いがあるんだけど」


「お願い?」


龍之介くんが、私に?
珍しい…ってか、面と向かってそんな事を言われたのは、初めて…?


「まぁ、私に出来る事なら…なんでも言って」


「本当だな?嘘つくなよ」

「う、うん!」


思いきり頷くと、龍之介くんは微笑みを浮かべる


「…膝枕、してくれ」


「…え?」


ガシャン―…!


龍之介くんがそう言うと共に大きい音がして、その先を見ると先生の足元に医療品が散らばる


「あ、悪い…」


少し慌てながら拾う先生に龍之介くんは興味がないみたいで私はじーと見つめてくる



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