早く、早く 「……」 誤解を解きたい!そんな思いしか私の頭にはなく ただ先生の姿を探して、廊下を必死に歩いた先に―… 「…あ」 その姿を見つけた―… 少し薄暗く、誰もいない廊下に 「せ、先生!」 私の声がよく響く… 「え…雪村か?」 振り返った先生に近寄れば、私から不自然に視線をそらす 「お前、龍之介は…いいのか?俺なんか追って来たら、変に思われるぞ」 「あ…それはっ」 「ん?」 「だから…その…さっきのは、誤解で…す」 私がそう言うと、目をパチパチさせながらクスリと先生が笑う .