「…はぁっ…三学期の初めから…また、仕事を増やしてくれる。アイツは」 「…?」 仕事…? 「…あの」 「いつも、龍之介に振られた生徒が泣きながら保健室に来るんだ」 え、そうなの?! 「た、大変…ですね」 「まぁ、生徒の悩み相談も仕事だからな」 「……っ」 先生はそう言い腰に回した腕に力を入れてさらに引き寄せる 「…せっ」 「ほら、龍之介がこっちに来る」 「…あっ」 そう言うと、先生は私を引きずり階段の影に隠れると、すぐ近くをダルそうな顔をした龍之介くんが通って行く .