そう思い、少しあきらめて私は瑠花を引きずりながら歩き出した
今日の天気は少し曇り
そんな中、私達の学校は本日、始業式
冬休みも終わった瑠花達帰省組は当日、家から直接学校に戻る事になっていた
だから、瑠花に会うのは彼女が自宅に帰ったぶりだから
確かに久しぶりで嬉しいんだけど…
抱きつくほど嬉しいのか…と、少し不思議だ
そんな事を考えていると何かを思い出したように瑠花が言う
「そうだ!サラ?」
「ん?」
「奏汰くんに会ったんだってね。龍之介から聞いたよー」
そう言われて、瑠花を見るとスッと私から離れる
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