「冬休み前の説明会で、話したはずだが?」
「…え」
うそ…覚えてない…
「覚えてないなんて言うなよ」
そう言われ、頬をつつかれる
「…う」
ちゃんと、話しは聞いていたつもりなんだけど…確かに、長い話しにウトウトしてた記憶がある
そう、後ろめたい気持ちでいると突然、先生の手が私の頬を包んだ
「えっ?」
「雪村、頬が冷たいな」
あ…
そう言うなり先生は自分がしていたマフラーを外して丁寧に私の首に巻いていく
「また風邪引くから」
「………っ」
先生の温もりが少し残ったマフラーは凄く暖かくて…
「なんか、凄くいい匂いがします」
「そうか?」
「はい…」
甘いと言うか、なんか落ち着く香り
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