「早く、帰ろう」 少しはや歩きで歩きながら、歩いていると 空から白いものが、チラチラと降って来る 「…あ、降り始めた」 …この町に来て初めて雪をみた やっぱり、雪が降ると何歳になっても嬉しくなっちゃう 「積もるかな…」 手の平を出しても、形を見る前に消えてしまう 積もったら、雪だるまでも作ろう そんな淡い期待を持ちながら私は寮への道を急いで歩いた .