だから、朝と昼と夜の少しの時間だけど


毎日、寮内を歩いて先生を探している




「今日も…いない…かな」



自分の部屋を出て、朝ごはんを食べるため食堂に向かう途中もチラチラと見ながら歩いた



会いたいとは違うけど…


お礼を言いたいのは事実で、こうも会えないとなるとなんだか悲しい―…



そう、キョロキョロあちこちを見ながら歩いていると――…


ドンッ!


「あっ…!」


突然、大きな物が身体にぶつかり足元がふらついた瞬間



「ちょっ…!」


伸びて来た腕が私の手を勢いよく引き身体を支えられる



「大丈夫か…って、サラ?」


「…え」



支えられてる状態でもの凄く違い距離と支えてる人物に思わず身体が固まる



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