「あなたより、わたしの方が嫌なんですよっ!!」


その目から、大粒の涙が流れるのが見える。


「ずっとずっとそばにいたかったっ!!」


悲痛な叫びが響く。


「あなたと一緒に、楽しい毎日を過ごしたかったっ!!わたしはこんなに、あなたのことが好きなのに・・・!!どうして別れなきゃいけないのっ!!」


嗚咽とともに、心に響く。


「後悔しても、もう遅いっ!!わたしはこの道を選んだからっ!!永遠を求めたからっ!!」


それが、彼女の契約だったから。


「どうしてっ!!どうしてこんなに理不尽なのっ!!」


力いっぱいの、心の叫びが聞こえる。


「・・・・・・」


「おねえちゃん・・・」


「・・・もう、行きます」


おねえちゃんが背を向ける。