永遠の翼

その日の放課後に、聖歌隊を担当している教師のところに向かう。


二つ返事で了承してもらえた。


まだ、これが私の宝物になるかはわからないけど。


前に進めた。


それは、他のひとにとっては意味のないものかもしれない。


ささいなことかもしれない。


でも、今、私は・・・


宝物になるかもしれないものを、見つけられた。


これから、どんなことが待っているだろう。


今の私は、期待と不安で満ちていた。


ああ・・・


懐かしい感じ。


自分が生きていると、実感できる感じ。


この感覚を忘れていた。


そして、感謝しよう。


今の私を支えてくれるひとたちに。


宏さん。


詩織。


秋夫さん。


そして・・・