「俺たちは、夫婦に・・・なれたかな・・・?」
穏やかな顔で、そう訊いた。
「うん・・・」
「でも・・・家庭を作ることは・・・できなかったな・・・幸せな・・・家庭を・・・」
「これから作れますよっ!!だからっ・・・!!」
「俺は・・・きみのおかげで、幸せだったよ。
最高に幸せな人生だった」
「そんなこと言わないでくださいっ!明日、いつでも聞いてあげますからっ!!」
でも、明日がないことは、わかっていた。
もう、彼の顔から生気を感じなかった。
「ありがとう・・・きみに・・・」
「そんなっ・・・!!テルくんっ!!」
「さようなら・・・大好きな・・・」
「テルくん・・・?」
もう、彼は再び口を開くことはなかった。
彼の声を聞くこともできない。
彼の笑顔をみることも、もう叶わない・・・
それは絶望だった。
穏やかな顔で、そう訊いた。
「うん・・・」
「でも・・・家庭を作ることは・・・できなかったな・・・幸せな・・・家庭を・・・」
「これから作れますよっ!!だからっ・・・!!」
「俺は・・・きみのおかげで、幸せだったよ。
最高に幸せな人生だった」
「そんなこと言わないでくださいっ!明日、いつでも聞いてあげますからっ!!」
でも、明日がないことは、わかっていた。
もう、彼の顔から生気を感じなかった。
「ありがとう・・・きみに・・・」
「そんなっ・・・!!テルくんっ!!」
「さようなら・・・大好きな・・・」
「テルくん・・・?」
もう、彼は再び口を開くことはなかった。
彼の声を聞くこともできない。
彼の笑顔をみることも、もう叶わない・・・
それは絶望だった。


