学校! とーちゃく! 教室に向かう手前 声をかけられた。 「おはよう。松山くん、この本、読んでみる?」 同じクラスの清水さんは、俺と同じように物理学が好きだ。 「読む、読む!」 「はじめくん、また放課後ね」 隣のクラスの望とわかれながら、もう俺は、清水さんと会話をはじめていた。 _