そうして俺は静かに、 愛梨を起こさないように、 瞼にそっとキスをした。 すると愛梨は、そこし身をよじらせて、 「んん...リオ...?」 一瞬起きたように思えたのだけれど、 それからまた静寂が訪れて... 俺は、無性にじれったくなって、 彼女のその柔らかそうな唇に、さっきと同じようにそっとキスをした。 すると...見間違いかもしれないけど、 愛梨が一瞬微笑んだ気がしたんだ...。