「志岐さん……
休みの事なんだけど、恭ちゃんが病気の
お友達の変わりに出張しなきゃならなく
なったから旅行行けないの…
だから来週は仕事します。」
「はい、分かりました。
渚君残念でしたね、楽しみにしてた
京都に行けなくなってしまって。」
「…うん、だけどね
お仕事もお友達も
大切だし大事だもん。」
「そうだね、渚君」
「渚君、木曜日買い物に行くんだけど
よかったら一緒に行かない?」
もしかして…
旅行行けなくなちゃった
僕の事気にして誘ってるのかな?
「玲ちゃん、
僕の事は気にしなくていいよ。」
「友達の誕生日プレゼントを
一緒に選んでくれると嬉しいなって
渚君も知ってると思うけど…
私可愛い物って興味ないから
何買うか悩んでた所だったんだ。」
「それなら良いんだけど…
でも、僕でいいの?」
「渚君、可愛い物好きでしょ?」
「うん、大好き!!」
「木曜は朝から出掛けるから
1日よろしくね。」
「はい、よろしくお願いします。」

