「なぎ、支度できた」

「ばっちりだよ」

「じゃ行くか」

俺はなぎの手を握った


「うん」
僕は電車で行こうって恭ちゃんに
提案したけど却下された、何でだろう?


なぎが電車で行こうと言ったが
俺は車を出すと言った…
あの件があってからの久しぶりに
2人で出かけるのに他人に邪魔されるのだけは
絶対避けたい

「恭ちゃん、本当に車で行くの?」

「行く」

「帰りもあるんだから疲れちゃうよ」

「大丈夫だ」

「ならいいけど、恭ちゃん遊園地は行く?」

「なぎは行きたいんじゃないのか?
目当てのもんがあると俺は見てるんだけど」

「さすが恭ちゃん当りだよ
色んなのに乗りたいけど
一番は観覧車に乗りたいんだ」

「なぎの事だから何かあんだろ?」

「うん、スイ-ツランド内にある観覧車だから
外見も内装もスイ-ツ(フェイク)なんだよ
可愛いよね♪」


やっぱりかそんな事だろうと思ってた
「そこで写真撮るだろ」

「もちろん♪」