「前から考えてたんだけどな【J】
オーダーで指輪を作ろうと思ってんだ」

「【J】オーダーだと高けぇだろ」


「俺も彼女と付き合ってる時
並木がしてるペアリングねだられたよ
一様は見に行ったけどなかなかな値段だった
オーダーだと更に高いよね」

「2人の言うとおりオーダーは高い
でも一生共に人生を歩む渚に贈る物だから
婚約指輪+結婚指輪って感覚かな
俺達は結婚で相手を縛れない
たかが紙一枚されど紙一枚だよ」

「…そうか」

「確かにね同性結婚は認められてないもんね
一部の外国みたいに認められてれば今頃
婚姻届だして渚君は並木の妻?だろうね」

「あぁ」

「俺、彼女ほしい」

「焦って作るなよ」


「それはない、そんなんで彼女作ったら
すぐ別れるんじゃないかな」

「俺、久しぶりに旨い酒飲んでるよ」


「良かったな」

「うんうん」


3人はその後も酒を飲み続け
解散したのは11時過ぎだった。