極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

俺らの作業が終わったのは朝方。

パソコンにつっぷして眠る将人に、自分のジャケットを掛け、俺は自室の冷蔵庫に缶コーヒーを2本、取りに行き、1本は夏輝に渡した。



雄「ほれ!」



夏「サンキュー」



夏輝は缶コーヒーを受け取ると、数回、振ってからタブを開けた。

俺もコーヒーを飲みながら携帯を見ると、愛理から、2時頃にメールが着てた。

今は5時半…さすがに寝てると思い、返事を止めた。

≪海に行きたい≫

嫌な思いだけじゃなく、寂しい思いをさせてる。

俺は将人のパソコンを引き寄せた。