極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

こうなったら、白石しか居ない。

俺は、一か八かで拓馬に電話を繋け、勝負に出た。



拓馬『はい』



拓馬は出た。

俺は「雄也だけど」と言い、前置きも言う。



雄「白石から、岡田真桜を…じゃねぇと、愛理華が結婚させられる…」



拓馬『わかりました(笑)
雄也君がこんな必死なの断れない。この事には俺が動けるんで、気にせず、話を付けて下さい』



雄「サンキュー」



俺は将人を呼び出し、さっきの資料や家族関係を調べさせた。

岡田幸子についても調べ、白石からの依頼がなくなれば、こっちのもん。