極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

―雄也 SIDE―



俺たちが知らないうちに、祖父母と両親によってセッティングされた愛理の見合い。

愛理が「好きな人が居る」と断言し、部屋に戻って行く。

じいちゃんに殴り掛かろうとしてた俺は、体を押さえて来てた親父から解放された。



祖父「どうも、申し訳ありません」



幸「いえ…」



じいちゃんが頭を下げてるのに腹を立てるも、俺は愛理が気になり、夏輝に「見て来い」と追わせた。

愛理は最後まで聞いてくれなかったが、夏輝は優奈と名前を間違えたらしいが、愛理をちゃんと想ってる。

このままくっ付いてくれれば、この話はなくなると思うが…この親父がな。