極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

幸「息子に至らない点がありましたら、直させますから」



愛「あんたは黙ってな――ッ!!」



私は真桜の母親に怒鳴る。

ーーバシンッ

けど、じいちゃんによって、頬を叩(はた)かれた。

1日で二回も頬を叩かれ、好きでもないヤツとの結婚話。

…あーあ…。

私の中で、何かがキレた。



愛「……あんたらに、私の気持ちがわかんないよ。私にはッ!私には幸せを願ってくれる兄貴たちが居るの!!好きな人がちゃんと居るんだよ―――っ!!
だから、言いなりにはならない」



私は今度こそ部屋へと向かった。