…ね、寝れない。 時計は22時を回り、星も回る。 隣に眠る夏輝は、起きる気配はなし。 首に触れれば、さっきより熱はなさそうだけど、私は冷えピタを新しいモノに交換した。 人と同じベッドに眠るのは、小学校3年の時に、ホラー映画を見て、1人で怖くて寝れなくて、兄貴と寝たのが最後。 同じ枕に夏輝と眠る。 温かい布団。 夏前でも心地よい。 ーーブーッブーッ やっとこさ寝ようとした時、私の携帯が震えた。 夏輝を起こさないように、テーブルから携帯を取り、メールを開いた。