父親の妹だった紅愛ークレアーさん。
叔母さんは、父親から引き継いだこの特攻服を着て、【氷龍】を自らの命と引き換えに守った人。
勇気・正義が詰まったこの特攻服に、兄貴は袖を通す事はなかったけど、私はこれを着て、“総長”して、戦わなきゃイケない日が来たんだ。
私はこの服に、選択を託す事にした。
拓馬の弟を入れるか、入れないべきかを。
特攻服の掛かったハンガーを、クローゼットのドアに引っ掛け、両手を組んで、目を閉じる。
…叔母さん。
貴方なら、どちらの選択を、選びますか―――?
叔母さんは、父親から引き継いだこの特攻服を着て、【氷龍】を自らの命と引き換えに守った人。
勇気・正義が詰まったこの特攻服に、兄貴は袖を通す事はなかったけど、私はこれを着て、“総長”して、戦わなきゃイケない日が来たんだ。
私はこの服に、選択を託す事にした。
拓馬の弟を入れるか、入れないべきかを。
特攻服の掛かったハンガーを、クローゼットのドアに引っ掛け、両手を組んで、目を閉じる。
…叔母さん。
貴方なら、どちらの選択を、選びますか―――?

