極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

俺は気を持ち直し、愛理華の汗を拭いながら、手を強く握ると、助産婦さんが「頭が出て来たわよー!」と言う。



夏「もうすぐだと!」



愛「もー!;;
桜は咲かないし、ベビタンは出て来るの遅いしムカつくー!!;;」



愛理華が舌打ちをしながら力む。

…ママは強いな;;

いや、むしろ怖いかも知れない。



愛「んあ―――ッ!!!!」



助「出たぁ!!」



愛理華が床をドンッと拳で叩いた瞬間、赤ちゃんが出て来た。

俺は愛理華の上半身を軽く起こし、自分の体で支えながら、へそのうが切られたばかりの我が子を、2人で抱き上げた。