極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

私は夏輝に会ってから、拓馬から連絡先を聞き出し、メールを送るようになった。

返事もない。

どうせ、あの暴力を振るう氷野米愛理華に縛られてる。

雄也君はシスコンだった筈なのに、夏輝の事は突っぱねないのかしら?

私は携帯を握りながら、作成を考える。

ふと…視線を右にずらすと、貯金通帳と、レターナイフが目に入る。

レターナイフでも、手首は切れるわよね?

私はレターナイフで左手首を浅く切り、“夏輝が来なければ、また切ります”と書いて、写メを付けて送信した。

夏輝が来たら、1千万円の貯金を持って、夏輝と海外にでも行こう。

そう、思ってた…―――。



―優奈 SIDE END―