「あーんず!」 「ぎゃっ!」 後ろから咲が抱き着いてきて変な声を上げてしまった 「ぎゃって何よ!お昼食べに行きましょ」 時計を見ると12時を少し過ぎた頃 「うん!行く!」 急いでパソコンを閉じ咲の後を追いかけた 「で……杏はどうするのよ」 「へ?」 会社の食堂でラーメンを啜っていると向かい側に座る咲が言った あたしにはなんの事か解らなかった 「何が?」 「はぁ~~~っ…」 そんなあからさまにため息つかなくても…