Apricot tea



あたしが咲を宥めやっと落ち着いた



「ところで、なんで部長は怪我をしてるんですか?」


課長が冬矢の右手を指差し言った



「あ、えっとこれは……」




冬矢は昨日あったことをゆっくり話し始めた



――――――



「え―――――っ!!?藤宮さんが?!」


話を聞き終えまた咲が叫んだ


場を読もうよ咲……



「手大丈夫ですか?」


咲をスルーし課長が冬矢に言った


「あぁ…パソコンは打てなさそうだけど…」


「当たり前でしょう!ナイフで切ったんですよっ!杏、ご奉仕しなさいよね!」

「うぇっ!?」