Apricot tea

「「は（い）？」」


百合さんと冬矢の声が重なった




「あたし…百合さんと仲良くなりたいです…ダメですか？」



百合さんを見るとびっくりした顔であたしを見つめていた




「わたくしでいいんですか…？」


「はいっ！百合さんがいいんです」



あたしが満面の笑みで言うと百合さんもふんわりと微笑んだ


「友達になりましょう」






―――――



「百合さん！メアド交換しましょう！」

「いいですわね！赤外線でいいかしら？」


「はいっ」




携帯を操作しながら話すあたし達を冬矢は温かな眼差しで見ていた