お金の力……… 「百合はやった事を認めているんですか?」 「あぁ…ちゃんと反省しているらしい…二人とも会う気はないか?」 百合さんと会う…… あたしは正直怖い… けど、冬矢と一緒なら…… あたしは無意識に隣に座る冬矢の手を握っていた 「杏?」 不安そうな顔で冬矢は覗き込んできた 「あ、ごめんなさい…」 「謝らなくていいから…どうしたの?」 冬矢はあたしを安心させようと頭を撫でてきた 「冬矢と一緒なら…百合さんに会えると…思う…」