「見ました?」 湯船から顔だけを出し冬矢に聞いた 「うん、見た」 が――――ん…… 「ほらそんないじけないで、いつかは見るものだし」 いつかは見るものってやる気満々!? あたしがパニクっているといつの間にか目の前に冬矢がいた 「気にしますよ…だって…あたし胸無いし…スタイルだって…」 よくないし…悪いところばかりじゃん… 「そんなことない、杏は俺にとって大切な女性だよ」 そう言いながら冬矢はあたしの頭を撫でる