年下の彼氏

家へ上がると、珍しくお兄さんの翔くんだけだった。 


「あれっ?翔くん、一人?翼くんとお母さんはどうしたの?」



「あぁ、一旦、帰ってきたけど、翼のスパイク買いに出掛けたよ。7時までには戻るって言ってたから、もう帰って来るんじゃない?」


「そっか。じゃあ、ここで待たせてもらってもいいかな?」


「どうぞ」


リビングの白いソファーに腰掛けた。