あたしに投げかけられる異質とも呼べる視線の数々や、煌びやかな光景から予想できるのは1つ。 学生が来ていい場所じゃない。 気にしなかったわけじゃない。 気に留めなかったわけじゃない。 視線はなんとなく気づいていた。 見慣れない光景にも疑問を感じていた。 だけれどなぜだろう。 あたしは黒猫を追い続けていた。 その結果がこれ。 「………っ」