狂おしい程君を愛してるー月下美人ー



澪音は不思議そうな顔で
あたしを見つめる。



「もう、お金払うわ」



時間もいい時間。
澪音とはアフターで一緒に居れるから、
居心地の悪い店は早く出よう。

シンデレラは飲まないで
飾っておこう。




「えっ、帰っちゃうの?」


「とりあえずチェックして
待ってるから」


「ちょっと待っててな」



近くにマクドがあったはず。
そこで待ってよう。







あたしは会計を済ませて
店を出た。