なんて冷静になれるあたしが
ちょっと怖い


「…ッ」
ねぇ、日向。

なんでなんも
言ってくれないの

手を緩めるの


「日向、あたしのこと
いまでも…すきですか?」

お願い、怖いんだ
言葉が欲しかった


「すき。
ずっと。」

ッて聞いたら
あたしを離す藺生


「よかったじゃん?
おめでとー♪」

「藺生、ありがとー!!」

ッて今度はあたしから
抱きついた


「岬那!?」

「なにさーッ
日向ーッ」

あたしを引っ張る
邪魔しないでよー