あのあと私は、急いで準備をしてパパとママと弟の翼(ヨク)と車で会場のホテルへ向かった。
でも相手の名前さえ教えてくれなかったし……
相手の人ってどんな人??
私は車の中でパパとママに相手のことを聞いた。
「ママ、パパ相手の人ってどんな人?」
「相手の方はね、名前は新城 瞬君。あなたと同じ18才ですって。頭脳明晰なんですって。
あんまりこういうパーティーに出ないみたいなのよ。
ママもパパも小さい頃の瞬君にしかあったことないから今どんな感じなのかは分からないわ。
会ってみてのお楽しみね!!パパ」
「ああそうだな。まあ、新城財閥の跡取り息子だからしっかりはしているだろう」
そんな話をしているうちに会場のホテルについていた。
「このホテルウチのホテルみたいだけど、いつからあったけ……」
車を降りて私たちは会場へ向かった。
パーティーは、7時からだけど6時半にはほとんどの人が来ているから早く来なければならなかった。
ママから
「ここの部屋で待ってなさい」
といわれ、部屋の鍵をもらった。
「部屋は…3階か」
私は部屋へ向かった。