恋の確率

「悲しむなよ。あいつが居たからわらえたんだろ?俺じゃ駄目なのか?」



山崎くんは私の顔を掴み真っすぐ私の目を見て言った。



「中2の夏の事件も俺は知っている――――俺はお前がずっと好きだったんだぞ」



―ドキ―



「な、、、。どうして?」



私は山崎くんの真っすぐな目を見つめ言った。



なんで、知っているの?



「俺も一緒に海に行ったからな。---ずっとお前のこと知っていたんだ」



「やめてよ。恋じゃなくちゃ恋じゃなくちゃ」



私は泣き山崎くんを叩いた。



「やめてよ、いやよ…。中条の友達なんて」



「中条の友達で片づけるなよ、俺を俺だけを見ろよ」