「恋…恋…恋」



私は、必死で恋の名を呼び叫んだ。



「んなこと言われても、小春ちゃんイったじゃーん」



「もう、それ以上私の小春に言わないで」



声のする方を私は見る。



「れ、、、恋」



私は縋るように恋の名を呼んだ。



「小春…もう、行こうか」



恋は私の手をひいて、そのまま恋の家へと連れ込まれた。