恋の確率

「気持ちいいだろ?小春」



「いっ、いや、離してっ。お願い。いっ…いやぁぁあああああああああ」



「泣くなよ、小春」



「誰か、誰か、誰かぁあああああああああああああ」



必死で泣き叫んでも誰も助けてくれない。


―――――「あぁ、小春ちゃんちゃっかりイってるし」


ニカッと笑う、中条。



私は、唯ただ泣いて抵抗するだけしかできなかった。



浜辺に戻ると、私はすぐに服に着替えて1人で家に帰った。