私は、席に座るなり本を読んでいた。



「小春ちゃ―ん」



気持ち悪い声が頭の上からふってくる。



顔をあげると。



中条だ。



私は、中条が苦手。



「はっ、、、はい。何?」



「うーんとね、海楽しみだね」



「うん、そうだね」



私の顔がだんだん引きつる。



だって、中条の顔が近い。