さっき言ったことは 本気でそう思ったから言ったんだ。 だから潤は卒業式まで あんまりヒヤヒヤするよーな 大きな発作おこすなよ? 俺は帰り道にお参りをして帰った。 潤の命が少しでも長く続きますように‥ 俺にできることは この位しかねーからさ‥ 「本当‥無力だよな‥」 冬の空に向かって呟いたその言葉は 風と一緒に消えていった。