「Love Step」ハロウィン編

「そんなに怖いのならどうして昨日言ってくれなかったんだい?」



「……ごめんなさい……ゆきちゃんのお仕事の邪魔はしちゃいけないおもって……」



雪哉はためらいがちに言う杏梨を見て、深いため息を吐いた。



「邪魔とかの問題じゃないよ?わかるだろう?」



これが引き金になってまたトラウマになったりでもしたら取り返しがつかない。



「誰から聞いたの……?」



「貴美香さん、さっき電話をもらってね そんなことがあったなんて知らなかったよ あんな殺人鬼なんて映画の中だけだから大丈夫なんだよ?」



「ん……ごめんなさい……」



謝る杏梨に胸がつまる思いだ。



「食事に出かけようか?まだだろう?」



何でもないことをわからせたくて外に誘った。



「……うん 行く」



ゆきちゃんがいるから大丈夫 怖くない。



「いい子だ」



ピンク色の唇に軽く口付けをした。



すぐにキスを終わらせると小首をかしげている杏梨がいた。



「これ以上進むと夕食に行けなくなる 続きは帰ってからね」



意味深な言葉に真っ赤になった杏梨の鼻にちょこんとキスをして雪哉は優しく微笑んだ。




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